あなたは育児に参加していますか?
この質問に、ドキッとしたパパは多いのではないでしょうか?
参加していると自信満々にこたえられるパパもそう多くはないでしょう。
そんな全国のパパたちに対して、育児に関わることの重要性と必要性をお伝えしていこうと思います。
子供のために育児に参加するだけではなく、ママのため、夫婦のために参加するという側面がある事を決して忘れてはいけません。
パパが育児に参加しない理由はない
冒頭の質問ですが、ママに「あなたは子育てしていますか?」って聞きますか?聞きませんよね?
つまりそういうことです。育児はママがして、ちょっとできるパパが手伝っている。という構図なのです。つまりパパには「子育てに参加しない」「積極的に行わない」という選択肢があると思っているのです。
まずこの考え方から改めなけれなりません。
男は外で稼いで、女は家を守る
男はお金を稼いでさえすれば、家庭のことは何もしなくていい。「男は仕事、女は家庭」という価値観はいまだに根深く、この考え方が根底にあるから、育児についても、パパの主体性が出てこないのです。
まずは、この考え方からのマインドチェンジが必要です。
パパが育児に参加するのは誰のため?
もちろん子供のため
パパの育児参加の効果は、数多くの研究結果から、子供に良い影響を与えることが実証されています。
しかも、「そういう傾向がある」レベルではなく、とんでもない良い影響がある事が知られています。
以下に何点か例を示します。
などなど、子供にとってはもちろんのこと、親が望んだ結果が出ているのではないでしょうか?
パパの育児参加にはこのような大きなメリットがあります。やらない選択肢はあり得ませんね!
ママの負担を減らすため
パパの育児への主体的取り組みは、まずは何より、ママの体力的な負担の軽減と、ストレスの軽減になります。
ママは妊娠中から出産までに、身体的、精神的に相当なストレスを受けています。おそらく、我々男には耐えることが出来ないほど過酷なストレスだと思います。
そのママに対して、これ以上のストレスを与えて良いはずがありません。
出来ることから、下手くそでもいいのでやるべきです。大切なのは助けたい、一緒にやりたいという思いと熱意で、あなたの行動は、必ずママの心に響くと思います。むしろ響くまでやってください。
育児は子供のためにすると思っている人が多いと思いますが、当然子供のための育児であるべきですが、私は「ママのために」とも思っています。
良好な夫婦関係のため
私の友人の内、離婚を経験した人は、総じて家事や育児に積極的ではなかった人種です。
口をそろえて「もっと協力しておけば…」と言ってますね!
「後悔先に立たず」とはよく言ったもので、大切なものは失ってから気付き、失ったものはもう戻ってきません。
私の友人で結婚に失敗した人に話を聞くと、育児を全くしていないわけではなく、自分としては「やっているつもり」だったのです。
このパパは【やっているつもり】、でもママは【協力的ではない】このギャップって怖いですよね?
このギャップを埋めるためには、日々のコミュニケーションが一番大事です。
大切なのは、一生懸命頑張っているママに感謝を伝える事、思っているだけではなく、口に出して定期的に伝えてください。
もう一つは、自分にできることを自分なりに一生懸命やることです。何をしていいかわからないときはこう聞いてください
俺も手伝いたいんだけど、何をすれば、ママ一番うれしいかな?
この質問をすれば、具体的に「じゃあ〇〇お願いしていい?」とか「今は大丈夫だから、お願いする時が来たら、言うね」と返ってくるはずです。
大切なのは、協力する意思を明確に前向きに、ママに伝えることです。
一事が万事、今がすべてなのです。今やらないといけないのです。
育児は一生続くものではありません。いつか自分の手を離れ、やりたくてもやれない時期が来るのです。今しかできないことを、全力である。ただそれだけです。
社会のため
私は育児の優先順位を上げたことで、無意味な飲み会や、親睦会、付き合いなども減りました。育児の優先順位を上げたことを周囲に伝えることで、声をかけてくる人自体が減りましたが、それで関係が継続できない人との関係は、所詮その程度だったと思える良いきっかけになりました。
それでも仲の良い友人は「俺からは声かけにくくなったから、yuukiの方から声かけてくれ!」と言ってくれて、誘った時は基本的には応じてくれます。これこそが大切な友人なのだと思えるようになりました。
また、無駄な残業、休日出勤が減りました。家に帰る為にタイムマネジメントもしっかりするようになり、業務時間中の効率が上がりました。
また同じ境遇の部下への共感・理解が出来るようになり、働くママをリスペクトできるようになりました。
その結果、部下に自分の違った一面を見せることでコミュニケーションが深まり、働くママからは、理解ある上司と思われるようになりました。
初めは周囲から「男たるもの…」とか言われるかもと思っていましたが、ふたを開けてみれば、社会との関係においても、メリットしかなかったですね!
何より、パパ自身のため
パパ自身の影響としては、前述のとおり、周囲からとても良い印象を持たれるようになり、人間関係はとても良くなりました。
妻から感謝され、夫婦関係も良くなり、社会からも評価される。
これだけでも非常に意味のある事だと思いますが、極めつけはこれです。
パパ大好き!
もうこれだけで、十分すぎる価値があるんです。
もしくはこれ
パパはあっちにいって!
どっちのパパになるかは、あなたの行動次第です。選択を間違えないようにしてください。
まとめ
今回は育児のへのパパの積極参加が及ぼす影響と、メリットについて話してきました。
【子供のため】【ママのため】【夫婦のため】【社会のため】【自分のため】
それぞれやる意味はあると思いますが、最大の魅力は、その5つの【ため】がそれぞれを引き立て合う、相乗効果を生み、その成果や結果は何倍もの価値を生み出すことになります。
それだけ育児は大変だけど、意味と意義のある事なのです。
やった方が確実に良い人生を送れると思いますが、最終的にやるかやらないかは自分で判断してください。
皆さんのQOLアップの一助になれれば幸いです。