職場での人間関係に悩んでいる人はこれをやれ!職場での関係性を一気に解決する方法とは?

ビジネス

組織において【評価】が重要なことは言うまでもありません。

たくさんのメンバーの中では必ず、

・評価される人
・評価されない人

に大別されると思います。ではその理由とは何なのでしょうか?

当然、スキルが高い、知識が豊富、コミュニケーション能力が高いなどにより評価を受けているとは思いますが、果たしてそれだけなのでしょうか?

・自分よりスキルがないのに、なぜか上司に気に入られて評価をされている。
・対して知識もないのに、周りの人に助けられて、どんどん良いポジションを与えられている。

こういう人いますよね?

こういう人は必ずと言っていいほど、意図的かどうかはわかりませんが、対人心理テクニックを使っています。このテクニックを上手に使うことで、自分の能力以上の評価を受けることも十分に可能です。

騙すとかズルではなく、これも立派なスキルです。知っているのと知らないのとでは、雲泥の差を生むことになりますので、しっかり習得してください。

初頭効果

【初頭効果】とは第一印象のことです。

対人関係において、目の前の人物を推し量る為に人は、その時に得られる断片的な情報から、その人の印象を形成しようとします。その印象形成において、最初のものが大きな影響を及ぼすことが様々な研究から立証されています。

これを【初頭効果】と呼びます。

この第一印象があなたのイメージとして、後々まで強く残り、あなたのイメージに影響を与えます。

さらに人は、自分が持った印象に即した情報だけを無意識で集めようとします。これを【確証バイアス】といいます。

結果【初頭効果】で与えた良い印象が強く残る為、相手はあなたの良い側面だけを見ようとするバイアス(歪み)がかかり、ちょとくらいの欠点は、逆に良いように捉えてくれます。

・暗い     → 思慮深い
・時間にルーズ → 周りに流されない
・怒りっぽい  → 厳格である

のように「自分が持っているこの人の印象が正しい」ことを証明するために、多少無理に思えるような置き換えが無意識で発生してしまうのです。 

それほどに、第一印象が良いか悪いかは今後の人間関係において大きな要因です。


ハロー効果

では第一印象を良くするテクニックとして【ハロー効果】というものがあります。【後光効果】とも言われます。ハローとは聖人の頭上にさす後光のことを指します。

ハロー効果とは、

ある対象を評価するとき、その一部の特徴的な印象に引きずられて
非合理な判断をしてしまう認知バイアス。

のことです。簡単に言うと、何が秀でたものがあるとそれに引っ張られ、人間的に素晴らしいと思ってしまう認知バイアスです。

人の印象に大きく影響を与えるものは【外見的魅力】です。男前とか美人とかです。

ある模擬実験では、美人と不美人では、陪審員に与えるハロー効果により刑期が違うとまで言われています。

それほどに、秀でた長所とは全体に与える影響が大なのです。

容姿のほかに、学歴、年収、特技、地位、家系、財産などがあります。

身近なところでは、大手企業が有名人をCMや広告塔に起用するのもハロー効果を狙ったものです。そんなわけないのに「美人の〇〇さんが進めているのだから、良い商品に違いない」と思ってしまうのです。

ハロー効果のすごいところは、先天的なものに限定されるものではなく、やさしい、服装のセンスがいい、笑顔はすてき、話がうまい、友人が多い、おいしいお店を知っている、読書家である…など後天的に努力で手に入れらるものに対しても働くところです。

先天的なものがダメでも、後天的に手に入れた、秀でた一つの長所をアピールできれば、好感度を上げることは十分に可能なのです。

ハロー効果には、ポジティブハロー効果とネガティブハロー効果があります。

ポジティブハロー効果の方は上に挙げたように、1つの長所が全体の印象を高める効果のことですが、ネガティブハロー効果は、たった一つの大きな短所が全体のイメージを押し下げることです。

本当は仕事も出来て有能なのにも関わらず、服装がだらしないと、出来ない男と思われてしまうのです。

マイナスの側面でも発揮する効果であるとことを忘れないでください。

非言語コミュニケーション

人の本心って本当にわかりにくいですよね?

対人関係において、相手の気持ちが分かることは、非常に有効なことです。

人はウソをつくとき、悟られまいと表情と発言には細心の注意を払って集中して、意識をしますが、体の動きにまでには注意がいきわたらないことが多ため、体の動きに本心が出てしまうのです。そのため、相手の本心を知りたければ、体の動きに注目するべきです。

ウソをついているかもしれない人の特徴として有名なものは

目が合わない。汗をかく。口元を触る。のど、胸、頭、お腹(体の弱い部分)を隠す。足に落ち着きがない。まばたきが減る。呼吸が深くなる。などなど

があります。

ウソをつくときだけであなく、人は気持ちを非言語コミュニケーションによって伝えてくれています。その非言語コミュニケーションを読み来ることが出来れば、あなたの対人関係スキルは大きく向上すでしょう。

ここで何点か特徴的な非言語コミュニケーションをお伝えします。

ウソを見破るには手の動きを見ろ!

人はウソをつくと手の動きが落ち着かなくなります。

人は手を膝の上にきちんと置いたまま、ウソをつくのが難しいです。急に手を動かしながら、饒舌に話し始めたら、ウソをついているかもと疑ってみて下さい。

本心を探られまいとするとき人間は、机の下に手を下げたり、ポケットに手を入れたりと手を隠すしぐさをします。不安や緊張を隠すために、顔や体に触れる行動を無意識で行いがちです。

その理由は、人は不安を感じた時に、子供の時に親に頭をなでてもらったり、抱いてもらった時の安心感を無意識に得たいと思うからだそうです。

脚の動きには心が現れている

脚の動きには人間の心の状態が現れやすいと言われています。

人は基本的には相手に本心を探られたくないと思っています。そのために表情や言動については意識して注意を払いますが、体の動きにまでは注意が行きわたらないことが多いです。特に頭から離れている末端部分においてはさらに注意が行きわたらないため、手と同様に、足も無意識に本心を表しやすくなっています。

その特徴を確認していきます。

座った時の脚の開き方からみる、心理状態

・足を大きく広げて座る→自分のテリトリーを広げたい。虚勢を張っている。
・足を少し開いている→心が緩んでいる状態。安心している状態。
・足がぴったりと閉じている→緊張、警戒している状態

座った時の脚の形から見る、その人の性格

・ふくらはぎ付近でのクロス→人を助けたい、保護したい、養育欲求が強い。
・足首付近で足をクロス→協力したい。従順でありたい。服従したいという欲求が強い。
・膝をつけてハの字の形→成功したい。困難を乗り越えたい。達成意欲が強い。
・ヒザが少し開いている→安心している。男性に対して積極的な女性の特徴。
・足首を膝に乗せている→威圧感を与えたい。自己顕示欲の強い特徴。

目の動きで相手の心理を読み取れ

「アイコンタクト」「目を見て話しなさい」といったように、対人コミュニケーションにおいて、目の動きは重要視されてきました。それには訳があるのです。

人がアイコンタクトをとるときには4つの理由があります。対面した相手があなたの目を見ているときは下記の4つの場合に大きく分類されます。

  • 話しかけたい
  • 反応を確認したい
  • 敵意を示したい
  • 好意を示したい

この4つです。

さらに目線にも意味があり、下記の6パターンに分類されます。

①目線が下を向いている。

この場合は、

警戒心、恐怖心、緊張、恥ずかしい

といった状態を示しています。

怒られているときに、恐怖心から気が弱っていたりする場合と、好きな人と話すときに気恥ずかしさから下を向いてしまうことがあるのは、この心理的反応のためです。

下目線で話していると、あなたが相手を拒否しているという印象を与えてしまうため、好きな相手には下目線にはならないようにしてください。叱られている相手にも、話を聞いていない印象を持たれてしまうため注意が必要です。

②目線が上を向いている。

目線が全体的に上に向いている場合は、

自信、希望、夢、目標

がある状態を示しています。

会話しているときに、良く目線が上を向いている人は自信家である事が多いです。

逆に自信がなくても、上目線で話していると、相手には自信があり、堂々としている印象を与えることが出来ます。

③目線が右を向いている。

この場合は、未経験のことを想像しています。

相手の問いに対して、新しいアイディアを考えていたりする場合と、ウソをついている場合があります。状況により、創造なのか、ウソなのかを見極める必要があります。

ウソをついているときは、目線をそらす形で右を向いている傾向があります。

④目線が左を向いている。

過去の経験したことを思い出そうとしています。

「今までに行った旅行先でおススメなのは?」といった類の問いに対しては適正な反応でしょう。

しかし、会話の流れによっては、全くほかのことを考えている場合もありますので、よく見極めてください。

⑤上目遣いで話している。

この場合は「受動的」な心理状態と言えます。あなたに頼りたい、甘えたいという状態です。

子供が甘える時と同じように、女性があなたに対して上目遣いで話して来たら、つまり、そういうことです。上目遣いと、身長の高低差で仕方なくなっているのとを勘違いしないようにしましょう(笑)

⑥目が泳いでいる。

話しているときに、急に目がキョロキョロしだしたときは、相手はあなた、もしくは環境に不安感を抱いている心理状態を示しています。

また思考を巡らせているときにも同じような目線になりますが、その場合はキョロキョロというよりは、チラチラと違う方向を見ている場合が多いです。

相手の目が泳いでいたら、場に不安がある為、察してあげて対処してあげる方が良いでしょう。


まとめ

関連記事:夫婦円満のための心理テクニック!シンプルで強力なテクニックを紹介していきます。

この記事では、人間関係において大事な心理テクニック、心理効果について、お伝えしてきました。

意図的どうかは別にして、良い人間関係を構築している人は、大なり小なりこういった心理効果を活用しています。

つまり、

・人見知り
・人付き合いが下手

などは後天的に【知識とテクニック】でいくらでも解消できるということです。

みなさんの人間歓関係が良くなる、一助になれれば幸いです。

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