上司から【なぜか評価される部下】と【どうしても評価されない部下】の違いとは?

ビジネス

職場における【評価】される人はあなたの上司のはずです。

上司はあなたの仕事仲間であるとともに、あなたの人事評価者であり、あなたの今後を左右する権限を持っている人です。その人との人間関係があなたの人生を決めると言っても過言ではありません。

そのために上司と上手に付き合うテクニックは、ビジネスマンとして必須のスキルであると思っています。下記に要点をまとめていきます


上司と上手に付き合う方法

①積極的に日頃からコミュニケーションをとる。

やはり人間関係で最も重要なのは「コミュニケーション」です。

ザイオンス効果(単純接触効果)という心理現象があります。これは

【多く目にしたり、耳にしたことに人は興味を持つ心理現象】

です。テレビから流れてくる音楽を好きになったり、口ずさんでしまうあれです。

人とのコミュニケーションも、ある一定の首位準までは【質ではなく量】が大事です。

ひと月に1回、上司と膝を突き合わせて3時間しっかり話をするより、1日に複数回上司にまめに報告に行く、上司の前に顔を出すことの方が効果的なコミュニケーションです。

あなたとよく合うことで、上司はあなたに根拠のない好意をもつようになるのです。そうなればシメタものですね!

②あなたから自己開示する。

コミュニケーションを円滑にするために、あなた側の自己開示も大切な要素です。

自己開示をすることで、あなたの人となりを理解してもらうことで、警戒心を排除し、短期間で親しくなれる心理効果があります。合わせてプライベートなことや、趣味・趣向なども伝えることが出来ればさらに効果は高いです。

一番おススメなのは、上司が経験しているであろうことについて悩みを相談をすることです。

例えば「最近奥さんとケンカして仲直りの糸口が見えない」といったように、プライベートの悩みで比較的回答しやすい相談に乗ってもらうことです。上司は何らかのアドバイスをしてくれると思います。

上司も人間です、頼られたり、慕われたりするとうれしいものです。さらにプライベートな質問をされると、「信頼されている」という印象を与えることもできます。

③ナメられない。

自己開示とともに、あなたがされて嫌なこともしっかり伝えることも、良い関係を続けていくためには必要です。

ひとたびナメられてしまうと、理不尽な要求や、無意味な説教、責任追及、無駄な仕事が回ってくるとこになりかねません。

自分のことを

・超便利な部下
・超面倒な部下

の2面性をしっかりと上司に分からせることです。

「こいつは仕事はできるけど、あまり詰めすぎると反応が面倒だから、好きにやらせておこう」

といったような印象を上司に持たせることが出来たら、あなたの勝ち(価値)です。

④上司を褒める。

人は承認欲求の塊です。あまりに露骨なごますりや媚売は不快感を抱かれかねませんが、上手に褒められて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。

職責が上がれば上がるほど、人から褒められる機会は減ってきます。その時に自分の部下から

「さすが課長です。課長のおかげで達成できました!」
「今までの上司と、〇〇課長は全然違います。」

などどいわれたら、うれしくないはずはありません。この時の良い気分はあなたの印象を良いものにします。

【部下は褒めて育てろ】と言いますが【上司も褒めて伸ばせ】と私は思います。

⑤人前でディスらない。

2人切りているときの多少のディスりは、距離が縮まっている感を演出できますが、他の部下や、上司の上司などがいるまで、直属の上司をディスってはいけません。

その場は盛り上がるかもしれませんが、その時のいやな感情は根深く残っていくものです。

上司も人間です。公平公正な判断を意識しても、潜在的に好き嫌いと分類しています。その時にどちら側にいるかが重要なのです。

上司に意見を言うときのテクニック

他人に意見を言うのには、誰しも勇気がいります。

さらに、相手があなたの上司となるとなおさらです。

しかし、ビジネスシーンにおいて、上司に意見を言わなければならないシチュエーションは多々あり、先延ばしにしても、好転しないことが大半で、その場での意見が重要になってきます。

上手に意見できるようになれば、仕事がうまく進むだけでなく、自分のことを適切にアピールできるようになるので、かつ自己保身にもなり、しっかりと意見を言えることはメリットしかありません。

その際に使えるテクニックとして【アサーション】という心理テクニックがあります。

「アサーション(assertion)」とは、相手と対等な立場に立って自己主張をするためのコミュニケーションスキルのことです。 相手の主張を否定したり、強い口調で無理に押し込めるのではなく、お互いの価値観を尊重しつつ、自分の意見を的確に言葉にするための方法です。

この考えを前提にし、上司に対して意見をいう場合のポイントを書いていきます。

論点を明確にする。

上司に意見するために大切なのは、論点を明確にして、たくさんのことを盛り込み過ぎないことです。

とくに、上司と話す機会が少ない場合に、これを機に今まで思っている事をたくさん詰め込み過ぎで、何が言いたかったのかが上司に伝わらないことが最悪です。

今回伝えることを明確にして、シンプルに上司に投げかけるように心がけてください。

意見する内容を事前にノートなどに書きだすことで、あなたの考えを整理することで、論点が明確になり、上司にも端的に伝えることができ

さらに上司から得たい回答についてもあらかじめシミュレーションしておくとさらに良いです。

単なる確認なのか、提案に対して検討してもらいたいのか、その場で(YES/NO)を聞きたいのか、自分の中ではっきりさせておくとよいでしょう。

伝えるべき情報と、伝える必要がない情報を、ごちゃまぜにしないように気を付けましょう!

上司にも逃げ道を用意しておく。

上司といえど人間です。自分の指示した内容や方針を否定されて良い気分になれる人は少ないです。

「部長の案はここがダメです。」

のようなストレートな言い方をしていては、上司をあなたが思う落としどころに導くことはできません。

「部長のアイデアは全体としてはすばらしいとおもいますが、この点を〇〇に変更すれがさらに成果が期待できます」

のように、全否定ではなく、基本的には肯定から入り、一部の改善提案をする。というスタンスの方が良い結果を生むでしょう。

遠回しな言い方にはなりますが、全否定された上司がへそを曲げてあなたの意見を全く受け入れてくれなくなることを考えると、慎重に言葉を選ぶ必要についても理解できると思います。

あくまで基本的には上司の案をベースにその中にあなたや現場の意見を取り入れてい行くスタンスの方が良いです。

関連記事:評価される人と、評価されない人。人間関係で使える心理テクニック【会社・職場基礎編】

まずは結果を出してから、意見を言う。

ここでいう結果とは成果のことではなく、上司の言う通りまずはやってみる、やってみた結果、間違っていたらそのことを指摘する。もしくは改善提案をすると追うスタンスが良いでしょう。

やってもないのに意見を言うのは筋違いですし、間違った方針の実行にはあなたに責任はありません。

むしろ問題なのは、やる前からブツブツいってやらなかったり、手を抜いたりすることです。

上司も人間です。必ず間違いを起こします。

部下の仕事は、上司の方針に従うことではなく間違った上司の方向性を都度正していく事です。そのためには、「このやり方ではためだ」とおいうことを上司に分からせる必要があります。その場合は数値的結果を見せるのが一番手っ取り早いです。

この場合には責任者は上司になりますので、まずはやってみましょう。動きながら考えればよいのです。


まとめ

上司からの評価を受けやすいビジネスマンの特徴として

「協調性はあるが、意見は言うやつ」

があります。

自分の意見を乱発し、場を乱したりすることなく、全体の調和を考えながらも自分の意見をしっかり言う部下は【評価】を得られやすいでしょう。

そういった部下になるために、上司とのコミュニケーションをしっかりとったうえで、上司にとっては耳に痛い意見を、自分本位ではなく、会社やチームのために言えるようになりましょう。

あなたの上司との円滑な人間関係構築の一助になれれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました