夫婦間にそんな駆け引きや心理テクニック何て必要ない!
夫婦は心が通い合っているから大丈夫!
とか思っている旦那さんいませんか?こういった考え方は非常に危険です。
何故なら、夫婦である前に、その2人は別の人間どうしてです。究極のところ他人です。
お互いに何の努力も、気遣いも、我慢もせずに、夫婦関係が最高の状態になるなんてことは奇跡です。ありえません。
少なからずどちらかが我慢したり、気を使っています。
それ自体は良いとして、さらにダメなのは、相手が我慢しているかもしれないことに気づいていないのが一番危険です。
上手くいっているには夫婦には上手くいっているなりの理由があり、上手くいっていない夫婦にはそれなりの理由が存在します。
同じ状況でも、相手の気分良くすることは少しの工夫できます。それにはテクニックが必要です。
人間関係の心理テクニックで、夫婦間でも使っていけるものをピックアップして紹介していきたいと思います。
夫婦で使える心理テクニック①【ミラーリング】
心理学で使われる言葉でが【同調効果】とも言われます。
人間は、信頼や好意を抱いている相手に対して、ついつい同じ動作をしてしまうらしいです。
日常生活で、一緒にいる人につられて同じことをしてしまった経験ないですか?あれです!
相手に対する信頼感や好意が強ければ強いほど、心理的にミラーリングしてしまうのです。
それを逆手にとって、信頼してほしい相手に対して、意図的に同じ行動や仕草を真似ることで、真似された相手は
「私この人と同じ行動してるな…私この人に好意があるんだな」
っと思ってしまうらしいです。
ミラーリングは、仕草や行動だけでなく、表情、声の大きさ、声のトーンといった、五感で相手に伝わるものすべてで効果を発揮します。
同じ飲み物を注文する、同じものが好き、同じ趣味がある、LINEの返信頻度、文章量、スタンプの加減なども同じだと心地よく、これもミラーリングの一種と言えそうです。
やり過ぎは、違和感を与え、逆に不快にさせてしまうリスクもある為、あくまで自然に行うことが大切です。
夫婦間では、会話の熱量や表情といったところをミラーリングすると良いと思います。
奥様が楽しそうなら楽しそうに聞いて、悩んでいたら困った顔で聴く。
こういうところから確実に始めていきましょう。
夫婦で使える心理テクニック② 【返報性の原理】
【返報性の原理】とは人に何かをしてもらったら、お返しをしなくていけない。と思う心理効果です。
お店などで粗品をもらったり、何かをサービスしてもらったりすると、購入まではいかなくても、無下にはできず「話くらいは聞いてあげようかな。」「店員さんには、丁寧に対応しようかな。」といったようになってしまう心理効果です。
お返しや義理を大切にする日本人には強い効果を発揮します。
夫婦間においては、まず
という所から始めてください。
ゆっくり、そして確実に伝わて行くはずです。
それと並行して、クリスマスや誕生日にサプライズを用意すれば、完璧です!
夫婦で使える心理テクニック③ 【吊り橋効果】
これも有名な心理効果です。
【吊り橋効果】とは、吊り橋などドキドキすることを一緒異性と経験すると、そのドキドキが相手への好意からのどきどきと勘違いして、好きになってしまう現象です。
一緒に心を揺さぶられるような経験をすると、恋に落ちやす事は何となく理解できますよね?
この効果を使って、夫婦関係を良くする方法を考えてみましょう
私のおすすめはこれです。
【一緒に映画を見る】
出来ればサスペンスやホラーで、かつ映画館が良いです。隣に並んでドキドキしながら、肩を寄せ合い、時には手を握りながら…
これで十分な吊り橋効果が発揮されます。
または、行ったことない場所に行くことも、人はドキドキします。こういったドキドキ体験や、初体験を夫婦で定期的に体験することで、夫婦間もドキドキしたものにしていく事ができます。
夫婦で使える心理テクニック④ 【ウインザー効果】
【ウインザー効果】とよく似た評価に関する効果に【ハロー効果】というものがあります。
【ハロー効果】は【後光効果】とも言われ、発信する人の学歴や権威性や受賞歴、役職、知名度が、発信内容をゆがめ非合理な判断をしてしまう認知バイアスです。
「有名ブランドだから品質も良いはず」
「あの人は美人で身だしなみも整っているから仕事が出来るはず」
みたいなことです。
それに対して、【ウインザー効果】は別名【口コミ効果】とも言われ、とは直接的な本人からの評価より、第3者から伝わってきた評価の方を信じやすいという効果です。
大企業の広告や説明より、会ったこともない赤の他人のレビューの方を信用してしまう認知バイアスです。
冷静に考えれば、大企業の言っている事の方が信用できそうですが、なぜかレビューに影響を受けますよね!
それほど強力な認知バイアスです。
夫婦間でこれを使うとすると、第3者の口から、
「奥さんのことが大好きって〇〇(旦那)さんが言っていたよ。うらやましいね!」
のように奥様に伝えてもらう必要があります。
その為に、誰か仲の良い友人にその役目をさせようとしてはいけません。ばれたら大ごとになりますし、違和感が半端ないです。
これを成し遂げるためには周囲のひと人に、日頃から感謝している事、奥様を愛している事、奥様が素晴らしい事を伝えておく必要があります。
この量が多ければ多いほど、奥様に伝わる可能性も高くなり、自然な形で伝わるとその効果たるや絶大です!
伝えてもらう第三者は、【自分がいなくても、奥様と話をする人】でなくてはなりません。
つまり、あなたの側の人に話すのではなく、奥様側の人に話す必要があります。
私のおすすめはお子さんがいらっしゃるなら、絶対お子さんがいいです。
子供を使うという意味ではなく、
日頃から、奥様に対する思いや、感謝、愛情を子供に伝えておけば、子供にも夫婦の愛情が伝わりますし、その話した内容がどこかのタイミングで奥様に、子供から伝わるとしたら、最高だと思いまえんか?
奥様に伝わるのを急いではいけません、多くの人に伝えすぎてもウソっぽくなります。
ポイントとなる人を見極め、コツコツと伝え続けることで、大きな成果になることは間違いないです。
まとめ
冒頭でも話しましたが、夫婦といえど、究極のところ他人です。
何の努力もせずに、良い関係を作ることはできません。
心理テクニックを学び、駆使することは、同じ努力量で最大の効果を発揮するために必要なことです。
ほかにもたくさんの心理効果がありますので、また別記事でも書いてみたいと思います。
あなたの夫婦関係の向上の一助になれれば幸いです!